曲がり角

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雨降りでヒマヒマなので、開催中の高校野球でも
観ようかと思っていたら雨天順延だそうで。(嘆)

若い頃はけっこう熱心に見ていましたが、
旧態依然とした組織の体質が現代の価値基準に
キャッチアップ出来ていないところがあって、
最近は「興醒め」してしまうことが多いですね。
(ネットが騒ぎすぎという面を差し引いても)

で、昔から定期的に議論が巻き起こるのが、
「野球留学」の是非と「1校の格差」の問題です。
↓↓↓↓↓


やはり全国的に有名なチームですので、
ファンの多さもあってか擁護する意見がほとんどのようです。

「それって桐蔭だけじゃないですよね?」
「自由に行きたいところに行けばいいやん」
「子供たちの意思が尊重されるべきだ」

うーん・・・私は小倉さんの仰るように
何らかの規制は必要だと思いますけどねえ。
監督さんの人柄が・練習環境が恵まれているから・
プロを目指しているから・・・
表向きもっともらしい理由が並べ立てられていますが、
結局のところ甲子園に出られる確率
高いところを探っているだけなのでは?

多くの擁護派の方々のコメントのように
本当の意味で「自由闊達」が良いと言うのならば、
いっそのこと都道府県ごとのブロック割りをやめて
完全に人口比率で均等になるように
出場枠を割りふればいいのかな、と。
ほとんどが大都市圏のチームになってしまいますし、
出場校が少ないエリアに行って、
3~4回勝てば甲子園に行ける「うまみ」は無くなりますけど、
それで本当にいいのでしょうかね?

もともと人口の少ない過疎地域でも
チャンスが与えられるように、という配慮で
都道府県ごとに出場枠が設けられていると
思うのですが・・・知らんけど。(大阪風、笑)
その「不公平」を敢えて是認している「土台」のうえで、
いくら自由に公平にと言っても意味が無いのでは?
その「うまみ」を逆手に取って、
自分だけ抜け駆けしようという人が出てくるから
「俺も!」「俺も!」となって
秩序も何も無くなってしまった訳でしょ?

とにかく野球ファンをはじめとする日本社会の側が
甲子園経験者を特別なステータスとして過大評価しすぎるし、
新聞社やテレビ局も我が社の収益拡大につなげようと
「甲子園いいぞ!いいぞ!」キャンペーンに躍起になるし、
高野連は相変わらず古き良き「昭和」時代に固執して
事なかれ主義の殻の中に閉じこもっているので、
私のように愛想を尽かして
野球ファンを辞めかけている人も増えるだろうし、
これからの野球界を担うであろう少年達も
だんだんと疎遠になっていくのではないでしょうか。

このあまりにも巨大な「利益共同体」を壊して再編成しなければ、
今後は世界大会どころかアジアでも勝ち抜くことは難しいかもですね。
現に韓国や台湾には負け続けてますよね?
かつての「栄光の日々」を特別視・絶対視して
島国のなかでだけガラパゴス的に盛り上がればそれで良し!
という選択をするというのであれば、
それはそれで良いとは思うのですが、
節操もなくあれもこれも、となれば
全部が駄目になっていくような気がしますけどねえ・・・。

兎にも角にも、マスタプラン(基本設計)
理念・哲学なんてものがあって無いようなモンですから、
成り下がっていくばかりですよね。
なんか悲観的な愚痴ばかりで申し訳ないですけど
事実は事実としてしっかり認識しないと
未来の展望は開けてこないのではないかと考えます。