堀江さん、ごめんなさい。

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唐突ですが、誰にも忖度せずに自由に発言できる環境というものは、
実に尊いことだと実感した次第です。
また、間違いや失敗を犯してしまったときに、
憚(はばか)ることなくそれを表明しやすい空気を
日頃から作っていくことが大事なのではないかと思います。

ちょうど1年前、コロナ感染拡大の初期段階で
志村けんさんや岡江久美子さんが亡くなられて、
社会全体が「コロナやばい!」という
恐怖の渦に飲み込まれていた頃、
実業家の堀江貴文さん(ホリエモン)は
それを真っ向から否定していました。

「コロナなんてただの風邪だよ。茶番劇だ!」

おいおい、宇宙に向けてロケット飛ばして活躍しているみたいだけど、
さすがにそれは違うんじゃないか?
未知のウイルスなのだから、みんなで一致団結して
何としても感染を食い止める必要があるのは当然ではないか。
わざと詭弁をふるって耳目を集めるなんて、
ただの「かまってちゃん」じゃん。
とうとう頭がおかしくなっちまったか?
この人、終わってんなあ。(笑)

ここで、私達のコロナウイルスに対する
恐怖度を測る「グラフ」をイメージしてみましょう。
横軸(X軸)に「コロナやばい度」を0~100%で示し、
縦軸(Y軸)にパーセンテージ毎の人数を集計します。

1年前のパンデミック初期段階では、私を含めて多くのひとが
「コロナ絶対やばいぞ!!」と思っていたはずなので、
グラフの一番右側(100%)にごくごく近いところに
突出したピークが出来ていて、
左側に向かって急勾配で下がったあと、
一番左側(0%)に向かってなだらかな下り坂を描き、
0%のところに堀江さんとそのシンパの人たち(笑)が
小さなピークを作って陣取っています。

その後、緊急事態宣言が解除され、
第2波・第3波でも困難な状況が継続して、
いままさに第4波に突入しようとしている状況ですが、
グラフ中の鋭く尖っていたピークは、
まるで「将棋くずし」のように裾野に向かって
ガラガラと崩れていっているのではないでしょうか。

「対策はするけど、そろそろ生活は元に戻そうかな。」
「ぶっちゃけ、コロナ大したことないっしょ?」
「やっぱりホリエモン正解やったな!」

「今日もがんばろうぜ」の記事で述べてきたように、
対策が十分でない人を責めるのではなくて、
皆さんそれぞれが出来る範囲で感染防止策を
講じればそれで良いのだろうという思いは今も変わっていません。
いま現在、グラフのピークが何処にあるのか分かりませんが、
私の肌感覚では、コロナに対する恐怖度は概ね90%くらいです。

ただ、感染拡大からほぼ1年が経ち、
事態の推移を見守ってきたなかで、
私の脳裏には何とも言えないアンビバレントな感覚が
蓄積してきているように思います。
つまり、いま起きていることは本当に
伝染病が拡散している「だけ」なのでしょうか?

もしそうだとすれば、
「なぜ入国者に対する厳格な隔離を行わないのか?」
「なぜ他の先進国のように所得補償をしないのか?」
「なぜ私権を制限できる法律を整備しないのか?」
「なぜ積極的疫学調査を継続しないのか?」
「なぜ企業はテレワーク導入に消極的なのか?」
「なぜ家賃やテナント料の減免措置を講じないのか?」
「なぜ飲食店の時短営業に拘泥するのか?」
飲食店のことについては、ダウンタウンの松本人志さん
「おひとりさま利用限定やったら、問題無いんとちゃうん?」という
なかなかの妙案も提示されています。

一方で海外に目を向けると、
アメリカ・イギリスなど主要各国では、
感染者を徹底的に洗い出して隔離措置に注力した結果として、
おびただしい数の感染者と犠牲者が計上されています。
つまり科学的知見と論理に基づいて、
一本筋の通ったエビデンス(証拠)
ひたすら積み上げているように見受けられます。

これら国内外の状況を見ていて、
私のなかでは一つの「イメージ」が浮かんできました。
それは「たくさんの人がウイルスに罹患し死亡している」という
医学的な「事実」とは別に、
水面下では何か政治的な駆け引きというか「ストーリー」が
展開されているのではないかということです。
すなわち政治的なストーリーと自然科学的な事実とがリンクし合って、
まるで鉄道のレールや列車の両輪のように、
リニア(同時進行的)な形で進んでいるように見えるのです。

ここからは全く根拠の無い私の憶測なのですが、
欧米各国は科学と論理に基づくニュートラルな視点で
誰も言い逃れの出来ない確固たる「エビデンス」を
「お前のせいでひどい目に遭ったぞ、どうしてくれるんだ?」
と、ウイルス発信源である中国に突きつける
タイミングを伺っているのではないかと考えています。
そうして自国に有利な展開に持ち込むよう画策していると。
勿論そこには否応なしに日本も巻き込まれるでしょう。
いったい何が起こっているのか?
そしてこれから何が起きようとしているのか?
もしかしたら「本題」は、ワクチンが全世界に行き渡り、
コロナが収束したあとなのかもしれません。
ちょっと首筋が寒くなりませんか?
あっ、繰り返しますが私の憶測ですからね。

「信じるか信じないか、それは貴方次第です!」(テレ東風、笑)

そういうわけで、堀江さんの言っていた
「コロナはただの風邪」は確かに言い過ぎかもしれません。
ワクチンも治療薬も無い現時点では、
インフルエンザよりはちょっと怖いかな、くらいで対策を徹底すれば
さほど過度に恐れる必要はないのではないかと考えます。
しかし、「茶番劇」というのは「ひょっとしたら」どころではなくて、
「さもありなん」のレベルではないかと推測しています。
もしかしたら、堀江さんの仰る「茶番劇」というのは、
上記のような政治的な駆け引きのことを指していたのかもしれません。

おのれの持論と相容れないからと言って、
頭ごなしに否定したり、相手を攻撃してしまっては、
正しい判断が出来なくなる可能性があることを
今回の件で痛感しました。
まずは相手を尊重し、反対意見も頭の片隅に
取っておくことを留意しようと思った次第です。

「頭がおかしい」とか言ってしまい、申し訳ありませんでした。
堀江さん、ごめんなさい。(礼)